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第16回北海道クリティカルケア研究会ワークショップ

第16回北海道クリティカルケア研究会ワークショップを開催いたしました。

看護師20名が参加し。PICSをテーマに2時間しっかり深めていきました。

 

30分ほどPICSについての講義式のレクチャーを行い、

外科病棟経験のある会員から、ICU退室後にPICSの症状に悩まされた事例報告をしてもらいました。命を救った後、患者は一般病棟でこんなにも苦しんでいたのか、一般病棟のスタッフは患者のQOL向上に苦慮していたのか、と多くの気づきをもらいました。

 

その他、先日の集中治療医学会看護部セミナーの受講報告と

PICSに対して各施設での取り組みの共有を行いました。

実は、PICS対策と意識されて行われていることはまだまだ少ないようです。

 

最後には、「今後PICSの対策としてどんなことを行なっていけば良いのだろうか」

と、全員で夢を語りました。

印象的だったのは、

病棟との継続看護を意識したICU-病棟間での情報共有を強化したいという意見でした。最近は一般病棟スタッフの会員が増えてきたことも良い影響を与えていそうです。

集中治療領域ではかなり認知度が高くなってきたように感じていたPICSですが、

まだまだ認知度が低いという印象も見えてきました。

ICUと病棟で力を合わせてクリティカルの状況を脱した患者のQOL向上を目指したいですね。

 

来月は3月9日19時から札幌市立大学大学院棟での開催予定です。

今年度の最後を飾るワークショップなので、テーマも内容も塾考しているところです。

ぜひ、興味のある方はご参加ください。

 

最近、

Slidoというオンライン上のシステムを使って、講義中に思い浮かんだアイディアや質問、ディスカッションの内容などを参加者全員で共有しながら会を進めています。

 

気軽に質問できるし非常に楽しいですね。

若い会員が、思ったことを気軽に無記名で共有できるので意見交換が活発になっています。

 

無料です!笑